2006年8月の釣り

・No 08 08月27日　今年も寺泊一泊旅行

　干　潮 11:23 23:36 満　潮 04:14 18:08 潮回り 大潮 　晴れ　青イソメ＆ジャリメ　投げ

●27日　00:00　ガスを満タンにして、買い物を済ませると出発です。
夏の終わりを飾るのは、昨年から恒例の寺泊一泊旅行です。狙いは日本海のスレていないお魚とカニです。 走り出すとしばらくして子供たちは寝てしまいました。
埼玉あたりから雨になり関越トンネルをぬけると星空が広がっていました。お天気は上々のようです。
03:20　280km走って寺泊の堤防前に着きました。車外に出ると満天の星空です。視力がよければかなり明確に星がわかると思います。私にとっては少しピンボケな星空ですがちょっと感激です。
夜明けまで少し時間があるので仮眠することにしました。シートを倒したらあっという間に眠れました。

寺泊の海

1時間ほど眠って起き出すと釣りの準備にかかります。まだ誰も起きてきません。
堤防の扉には鍵がかかっていました。横を見ると木製の梯子があります。道具を担いで梯子を通ります。
堤防では東風（山風）が吹いています。追い風です。
どこに入ろうかと考えましたが、昨年と同じ場所に入ることにしました。ここは取り込みがテトラ上になります。
05:25　第一投です。風に乗って仕掛けが良く飛びます。ラインが出尽くしてしまうところでした。
久々の釣りですがやっぱり海は良いですね。風があるので少し肌寒さを感じます。気温は22度くらいでしょうか？釣り人も次第に増えてゆきます。クロダイやコアジ狙いの人が多いようです。
穏かな海を見ていると眠たくなってきます。のどかですが、残念なことに魚信がありません。ここのキスは梅雨から初夏の頃が良いと言う話を聞いたことがありますが、まったくいないわけではないと思うのですが、下げ潮のせいでしょうか？
それでもしばらくすると、メゴチがポツポツ釣れだしました。キスはいないの？イメージが狂ってきます。

ゆかの貴重なクロソイ

07:30　みんなが起きてきました。
堤防で軽く朝食をとると、子供たちに短竿を用意しました。テトラの穴釣り用です。
テトラの穴にはフグもいるみたいで、鈎がすぐになくなる場所もあります。仕掛けの補充などで、にわかに忙しくなってきました。お魚は釣れないのにぃ〜
隣の穴ではゆかちゃんが竿を曲げています。
「根がかりかぁ？」
「ちがうみたい」
やっと抜き上げると、クロソイでした。一瞬ですが周囲の釣り人の活性をも上げるような貴重な一匹となりました。
背中から陽が昇ってきたので、首の後ろや足の後ろがじりじり焼けています。今年の寺泊は暑いです。
そろそろ約束の10時になります。本日の釣りタイムが終わります。

●釣りの次は、魚市場で昼食です。
「何食べたい？」
聞いた私が馬鹿でした、まとまりません。結局、好きなものを買ってきて食べる。ということになりました。
魚屋さんの握り寿司、イカ焼き、ハチメ焼きを食べました。
食事のあとは、燕三条のストックバスター（アウトレット）です。
昨年はかなり掘り出し物があったのですが、今年は少し期待はずれでした。何が持ち込まれるのか判らないので、運次第なのかもしれません。早めに宿に入ることにしました。

市場でお買い物	公園で昼食

16:00　昨年同様「ふじたや」さんに泊まります。
昨年は新館だったのですが、今年は混んでいるみたいで旧館でした。かなり由緒を感じる木造の建物で子供たちは「怖いよ〜」を連発していましたが、次第に慣れました。

「ふじたや」さんで夕食

温泉に浸かって一杯やったら竿を持つ気力も薄れて眠りに落ちました。
「夕方、満潮なんだけどなぁ〜むにゃむにゃ」
1時間ほど眠ると食事の時間です。昨年はBEERを呑んだら食べられなくなったので今年はBEER抜きです。
ダイエットも何もかも忘れてひたすら食べました。
動けなくなるほど食べ、温泉に浸かると少しは楽になりました。
21時には爆睡でした。

●寺泊二日目　8月28日　月曜日　----------------------------------
暑さで目覚めると4時でした。気が付けばゆりも起きて来て「釣り、いくの？」と聞いています。
「もう一眠りしてからね」そう答えるとBEERを呑んで布団に入りました。
06:00　ゆりに起こされて外に出ます。旅館の前の漁港で竿を出すことにしました。
湾奥なので釣れるのか心配でしたが、ゆりがいきなりクロダイ（の子供）を釣りました。

ゆりのクロダイ

「お魚居るよ」
足元を見ると小魚が沢山泳いでいますが、遠投竿には当たりがありません。
残念ながら7時になったので引き上げることにしました。お風呂に入って朝食です。
「小魚が一杯いるんだよ」
「釣ってないのはママだけだよ」
「じゃぁ、釣って見せるわよ！」
というわけで午前中は釣りすることになりました。

10:00　チェックアウトするとフェリー埠頭の先にある岸壁に車をつけました。
右側からの陽射しがかなり強いのですが、みんなで竿を握ります。
遠投竿に生体反応です。良型ハゼでした。
足元ではフグの赤ちゃんが泳いでいます。その下に見えるのはクロダイかコアジみたいです。ときおりサヨリが通ったりカワハギが顔を出します。

みんなで魚釣り

ゆかがママにイシダイの子供の釣り方を教えています。
「釣れたよ」
「やったねママ！」
「釣れましたよ〜」
手元ではシマダイが跳ねていました。
じりじり照りつける太陽に右側だけが焼けます。汗もだらだら流れてきました。
11:30　予定より早めに竿をしまいました。

●12:00　寺泊水族博物館
我が家は水族館が好きです。もともと生き物が好きなのでしょうか？こういう我が家では、さっと行ってさっと帰るということは不可能です。

寺泊水族博物館

テッポウウオの射撃や回遊魚水槽での餌付け、そんなに大きく無い館内に3時間も居れば、隅から隅まで何度も見ることが出来ます。
「疲れたね」
夕方になって市場に戻りました。いよいよお買い物の時間です。
「タラバガニ」に「カニの頭」（300円でしこたまありました）「太刀魚」に「秋刀魚」、「サザエ」に「ツブガイ」もう大漁です。ついでに日本酒も仕入れました。関東での価格の1/3〜1/4くらいで手に入るのです。このままここに居る限り買い物は続くのでしょうか？いえいえ、幸運にもお店が仕舞い始めています。
17時過ぎに帰途に着くことになりました。

どうせなら深夜帯を走りたかった（ガスも高いし高速料金も高すぎです）のですが、後のことを考えるとそうも行きません。帰ってから海産物で一杯やって寝るつもりなのです。
日没までは寄り道しながら走ったので意外に時間がかかりました。途中で雨になったりもしましたが22時に無事の帰還です。

市場で最後のお買い物	収穫で宴会

シャワーを浴びると秋刀魚、イカ、ツブガイにサザエのお刺身を作り、太刀魚を焼きます。日焼けで火照った肌が夏を感じさせます。程よい疲れとアルコールに短い至福の時間をすごします。
キスは釣れなかったけれど、楽しかったね。
夏休み最後のイベントが終わりました。